2016年4月11日月曜日

西荻窪にあったパン屋さんの言葉

以下コピペ

パン屋の言葉

色々悩んだ末に閉店したと思います。

ホームページから
急なお話で申し訳ないのですが、このお店をお休みさせて頂きます。
私(廣瀬)が神経質すぎるせいなのか、それとも亡き父に教わった「愚直の精神」なのか解りませんが、とてもではないですがこのままパン屋を続けて行く気持ちが無くなりました。
「無添加」を標榜して16年間、特に西荻近隣のお客様 には大変お世話になりました。
今まで当店は発酵促進剤、乳化剤、香料、などあらゆる化学合成物質を不使用としたパン作りを続けて参りました。
そしてトランス型脂肪酸も不使用、更には「遺伝子組 み換え」、「放射線照射による種子」使用の心配から国外産小麦粉を一切使用せず、国内産小麦粉だけでパン作りを続けてきました。
しかし、3月11日以降、段々と広がっていく放射能汚染には頭を痛めてまいりました。
特に今巷で騒がれている「セシウム137」のセイです。材料、特に牛乳や乳製品にセシウム137が含まれているかもしれない、との心配が昨今のニュースで伝わってきました。
とにかく「自分の良心」に忠実に、そして政府も行政も無策だからこそ(五木寛之さんではないですが)動物的感と嗅覚で行動する事にしました。
自分は最後の最後までパン職人としてパンを焼き続ける、を心情にしておりましたが、今は安全な材料が手に入らない「パン屋のオヤジ」が、子供たちも口にするパンを提供する事によって、いつ「加害者」にならない、とも限りません。
ともかく今は安全な材料を探しに北海道、オーストラリア、ニュージーランドに行き、酪農従事者農業生産者の方たちにお話を聞いてみたいと思っております。
こういう形のワガママ を、どうかお許しくださいませ。
最期に、「 我、 渇しても、汚染した材料は使わず 」
ご愛顧に感謝しつつ
無添加パン工房 リスドォル・ミツ 
店主廣瀬満雄
http://lysdor-mitsu.com/