外国人がみて「この無駄なスペースはなんだ?」と思うとか思わないとか。
確かに何のためにあるのだろうか。
確実なのは、何か利便性を求めた空間ではなく、完全に美意識から作られている空間であるということだ。
無駄なのに確立されているものとはそういうものだ。
軽く調べてみると、
もともとはお客さんの寝るところ(床)だったが、しょっちゅうお客さんが来る訳ではないので、使わない間は花や絵を置いておく場所になった
転じて
神様のいる場所になった
とか
茶室の成立のときにできた(つまり完全に宇宙観的な空間意識)とか
らしい。
なんて素敵なんだろう。
改めて日本人で良かったと思う。
神様の場所、美的空間を
家をこしらえるときにわざわざ確保するなんて。
だから、我が家でも特別な空間として扱っている。
家で私の一番すきな風景だ。