最初に
梅棹忠夫「知的生産の技術」(岩波新書)
のカード式記録法についてあたりさわりなく考察する。
【情報カード式】
利点:
ソートが容易である
欠点:
めくることに向いていない。
体系づけられないカードが死滅する。
結論:
カード式は、ビジネスや日常にはあまり向かない。
時間をかけて、学術体系を築くのにうってつけである。
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日常で管理が必要な情報は
予定の確認
タスク管理
思いついたことをメモ
日記
これらが主たるもので、ビジネスで必要な記録も大概これに準ずる。
「学問研究」の情報と
「仕事生活」に必要な情報は
管理方法は全く異なってくる。
民俗学のようなフィールドワークを基本としている学問はとくに、「記録」の蓄積とその同定分類が最も重要となるが、他の分野においては必ずしもそうではない。
大体において、過去の情報ほど必要なくなってくるものであり、読み返す頻度の高い日記などむしろ時系列に記録するノート形態をとるのが一番良い。
ただし、レシピや住所録など、分類したい情報にカード式をとり、「ソート可能」にしたほうが良いこともある。
ポイント:情報には以下の使い分けが必要である
・時系列で管理すべき情報
日報
スケジュール
・時がたつと破棄される情報
スケジュール
タスク
リスト
・後にソートが必要になる情報
アイデア
研究記録