今年は今迄とはちょっと別のやり方をしなければならないかな とおもっております。
実店舗をもつことは絶対の目標というか憧れです。
しかし、震災以降、そして今回の引っ越しのキッカケとなった出来事から、
ハード(箱・店舗や住まいなどの場所)志向を少し考え直してみてもいいのではないかと思うようになりました。
今回引っ越しをして実感したのは
思っていたよりも自分がたくさんの物を持っていた ということでした。
⚫︎コレクション
私はアーカイブが好きで、作品をコレクションしたり、作家さんの展覧会に行ったらDMを分類しておいたり、綺麗なものを拾ったりして標本にするのが好きなのですが、それらの量は大したものではありません。カラーボックスが一つあれば収納できる程度です。
⚫︎本
あとは本。本が多い。これは致し方ない。在庫あっての本屋ですから。
むしろ本屋としてはまだまだ少ないです。
⚫︎服
そんなに持っていないつもりだったのですが、やっぱり多い気がしました。半分くらい処分しましたが、もう少し減らせないかなと思っています。
しかし、おしゃれは捨てたくないので、気に入っている服を数枚に絞れればベストですが、まだまだ出来ていません。
⚫︎台所用品
こちらも相当持っていないほうです。
ですが、食器がまず多いと感じました。
次に調味料やハーブや乾物。
上記の者たちは恐らく私自身が思い入れをもっているので、うまく選別できないのでしょう。
今回の引っ越しで、わかったこと。
今後目指したいのは、
今後目指したいのは、
「トランクひとつでいつでも動けるくらいの心持ちで物がとつきあう」
だと。
ちょっと極端ですし、実際は難しいでしょうけれど、私がこの心持ちでいたいのには理由があります。
私はずっと「自分のお家」に憧れていました。
なにかあっても帰れる場所を作ることに憧れていました。
なにかあっても帰れる場所を作ることに憧れていました。
しかし震災以降、
帰れる場所は、いつ帰れない場所になってしまうかわからない
とつくづく思いました。
自分の家をもっていても、実家があっても、そこにずっとい続けられる保証はないのだということがわかったのです。
東京生まれの借家育ちである私には、実家がありません。
帰る場所がない不安をずっと抱えていました。
でも、どこにでも根っこを下ろせる方が、これからの世界には都合がいいのではないか。
しかし、その考えと「古本屋」という仕事は相いれるでしょうか。
在庫があってなんぼの商売です。
放浪書房さんのようなやり方もありますが、自分のようなものにそんなたくましいことができるでしょうか。
そんなことを考えながらあけて2015年です。
いろいろなやり方を真似したり考えたりしてできるだけ「実践」してゆくしかないと思います。
しかし、その考えと「古本屋」という仕事は相いれるでしょうか。
在庫があってなんぼの商売です。
放浪書房さんのようなやり方もありますが、自分のようなものにそんなたくましいことができるでしょうか。
そんなことを考えながらあけて2015年です。
いろいろなやり方を真似したり考えたりしてできるだけ「実践」してゆくしかないと思います。