2015年9月3日木曜日

洗濯機の無い生活に関する考察

梅雨から夏には北海道の牧場ですごし、秋から冬には瀬戸内の島ですごす。
そんな漂流生活を夢想する人間にとって、冷蔵庫と洗濯機がどれほど厄介なものとなるだろう。

これさえなければ引越し費用はそんなにかからないだろうに。
冷蔵庫と洗濯機があるから、引越し業者に大枚はたいて依頼しなければならない。

もっと身軽に暮らしたい。
そう願う人はたくさんいると思う。


冷蔵庫と洗濯機のない生活をしている方はいる。
例:
アズマカナコさん
東京に住みながら電気代500円生活

毎年寝太郎さん
自作した小屋に住み、梅雨夏は海外ですごす


etc.

彼ら程の生活までには至っていないが、
洗濯機のない生活をしている人は割といっぱいいる。





冷蔵庫については一旦おいといて、
洗濯機について考えたい。





洗濯機をもたない彼らの洗濯方法は「手洗い」。
昔ながらの方法だ。


それも悪くない。


試しに「洗濯機なし」で検索するとこんなアイテムが出てきた。



ポータブル洗濯機 ドルフィ

参考画像



これはすごい。本当にどこまで汚れが落ちるのかはきになるが、この逆転の発想と価格。
もう少し一般化するのを待ちたい。
















スクラバウォッシュバッグ

参考画像



袋の中に水と洗濯物を入れて洗う。
内側が洗濯板のようになっているらしく、洗濯機と同等に洗えるという。
レビューをみると、空気穴が壊れやすいとか、水漏れするとか、空気が抜けないという不満が多かった。
だが、これは普通に手洗いするよりもしっかり洗えそうなので、上記グッズの中ではもっとも欲しい。
価格が高いので、類似品が出るまで待ちたい。


上記2つのグッズは、日常使いというよりも、旅行先などで便利なグッズという扱いであろう。
だが、洗濯機なし生活を目指すものにとっては十分魅力的に見える。

だが、洗濯機なしグッズはたくさん開発されているものの、
洗濯機を手放すのを躊躇してしまう重大な問題があり、
それに関する発明は世界中で全くおろそかなのである。






それは 脱水。


洗うアイテムはこんなにハイテクなのに、なぜ脱水アイテムは皆無(と言っていい)なのか?


洗濯機とは、衣類を洗う事が目的の機械ではないのである。
洗った衣類を脱水する事こそ、洗濯機の最も評価するべき機能なのだ。


洗うためのアイテムを購入したとして、洗濯機を手放しても、
絶対に脱水が面倒くさくてコインランドリーに通う羽目になることは目に見えている。


洗濯機はただただその一点において唯一無二の必須アイテムとなり得ているのだ。


探すとこんなアイテムはあるにはあった。




サラダ脱水機

参考画像



だが、洗いアイテムの優秀さに比べて、なんてお粗末な有様なのであろうか。

これでは日常はもとより、旅行先に持っていけないではないか。

しかも、もともとサラダの脱水用らしく、ハンカチや靴下なら脱水できるらしいが、
ハンカチや靴下なら手で絞ったほうがはるかに楽だし早い。
大判のタオルや服が脱水できないなら全く意味がない。






百歩譲ってこれだろう。



モップ絞り機

参考画像



昔の洗濯機にはローラーの脱水機が付いていたのを思い出し、検索してみた。
これならまだマシであろうか。
















試しに、モップ絞り機で洗濯物を脱水している人はいないものか検索してみた。


ヤフー知恵袋より

モップ絞り機で洗濯ものの脱水はできますか?洗濯機が壊れ、コインランドリーはありません

ベストアンサー

ほんとうに、手でやるほうが、ましです。
もし、手で絞れない事情があるのなら、
絞らないで、ぬれたまま、お風呂場か、外などで、水がたれなくなるまでつるしておいて、
自然に乾くのを待ってもいいでしょう。
その程度の力しかありませんよ、モップ絞り機は。









ダメみたい。




やはり皆さん脱水には苦労しているようだ。

こんなにニーズがあるのなら、
コンパクトな洗濯物脱水グッズにビッグビジネスの予感はしまいか。

開発して一攫千金を狙いたいところだが、まだ良いアイデアは無い。


アイデアマンのコンパクト洗濯物脱水グッズへの参入を期待したい。