2015年12月17日木曜日

香川県へ移住した理由

東京生まれ東京育ちの私が、

地方でやって行けるのかとても不安でしたが、
引越して三週間、今のところはなんら不自由してません。
というのは、現在住んでいる屋島という場所は
最寄り駅まで徒歩15分。
歩いて10分程度の場所にコンビニがありますし
自転車で行けるスーパーが2件、ホームセンターがあります。
ホームセンターの中にもスーパーがありますし、カフェもあります。
高松の中心街までは、自転車で25分でいけますから、電車にはほとんど乗っていません。
また無料の駐輪場もたくさんあります。
正直全く田舎ではありません。
でも、
こんなに便利なのに、家が建っている場所は屋島山が見えるのどかな場所で、
この山が見える風景というのが本当に良いのです。




さて
一回、移住の事とかまとめて記録しておこうと思います。

私は東京生まれ
夫は新潟生まれで大学以降東京で生活してました。
結婚して4年目です。

東京にいた時は
私はアルバイトで、月の収入は13〜16万くらい。
家族2人で共有費用として
家賃が68000円
食費30000円(九州野菜の宅配を15000円分とってました)
光熱費15000円(予算)
雑費2000円(予算)

これを夫と2人で半分づつ払ってました。

上記以外に個人の支出として
wimax代4000円(予算)
携帯6000円(機種代込。通話だけの契約)
平日に使う予算10000円
休日に使う予算10000円
貯金10000円
医療費積み立て10000円
余裕がある月は、欲しいもの貯金として10000円とってました。


地方移住を考え始めたきっかけは、やはり
東日本大震災です。

震災後、仲間は次々と地方へ移住していきました。
私が心配していたのはやはり放射性物資の事です。これについては色々と意見反論あるかと思うので、詳しくは書きませんし、放射性物資の事で誰かに何かを勧めたりしません。
ただただ、私の考えのものです。
震災から一年間ほど、私は放射性物資の事は考えないようにしていました。恐ろしかったからです。
Twitterでは仲間が放射性物資の危険性についてたくさんツイートをしていて、正直見たくなかったです。1年後、そのツイートをしていた仲間は移住して行きました。移住後、放射性物資関連のツイートはぱったり途絶えました。
私はこの時あたりから、放射性物資の事を気にし始め、東北はもとより北関東の野菜を食べるのをやめました。(これは私の考えの下の事で、理由も書きませんし反論も承知してます)

もう1つ、移住について考えた理由としては、お店を持ちたいという目標があちました。

ただ、経済的に上記のような状態で、東京でお店を持つ(借金は絶対しないで)のは無理なんじゃないかと思い始めました。
一体いつになったら、暮らしたいように暮らせるんだろう
と毎日考えていました。


つまり、移住の動機をまとめると
1:放射性物資が気になる
2:経済状態が向上する見込みがない中で、今後の人生を考えた時にゾッとした。


東京は生まれ育ったところです。友達もいるし、大好きな場所です。
しかし、収入の約半分を固定費に持って行かれる生活に未来はあるのかと思いました。

それと、震災以前から若い人達の中で、「新しい生き方」を模索する動きが出てきた頃だったのも大きいです。
震災後、その動きは目立ってきました。
 
たどえば
10万円で家を建てて生活する寝太郎のブログ
この方は本も出版されていますし、有名ではないでしょうか。
Bライフという言葉を生んだ人です。彼に感化されてBライフの道を歩んだ人はかなり多いのでは。
私はこの方を、山下日光さん(途中でやめる)のトークを聞きに行ったときに知りました。

この人と他のBライフ実践者の一番の違いは、彼の文章力だと思っています。
単純に文章がうまいのではなく、「ブログ」というメディアにおける文章表現方法を
最大限に生かしているところ。
だれのブログよりも面白いです。

ほかにも、「ナリワイ」提唱した伊藤洋志さん。
元祖というか坂口恭平さん(この方は実践者ではなく文学者ですが)

狩猟女子の畠山千春さん
シェアハウスで共同生活をする若者のスタイルが「おしゃれ」とさえなっています。
 

震災から4年目、色々な流れで香川県へ引っ越しが決まりましたが、
移住したけど東京に戻って来ている人も数人います。

香川移住に際して、言われた事もたくさんあります。
1:お金のことなら、さいたまとか千葉とか東京から近い場所でいいんじゃないの?

2:香川県だって放射性物資の危険からは無関係じゃないよ。今の日本はどこも危険だよ。意味ないよ


などなど。


これについての反論は、とりあえずしません。

要は、行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かなければいいのです。